新しい価値基準を受け入れさせる方法

 

今回は洗脳の仕方についての記事になります。

 

僕は弟を助けるという目的のために洗脳のメカニズムや人間心理について勉強しました。

 

 

まず、知っていただきたいことがあるのですが、

 

それは、洗脳自体には善も悪もないということです。

 

 

洗脳という言葉を聞くと
「騙される」とか「信じ込まされるもの」みたいな
危険なネガティブイメージを持つ人が多いかもしれませんが、それは誤解です。

 

なぜなら、洗脳というのは人を不幸に陥れてしまうこともできてしまいますが、
洗脳によって人を救うことだって出来るからです。

 

ようするに、洗脳自体が悪いわけではなく洗脳の使い方に問題があるということです。

 

洗脳だけに限らず何でもそうです。

 

例えば、ナイフにしても
普通に使えば便利で良いものですが、使い方を間違えば凶器にも変わります。

 

水だって人間にとって必要不可欠なものですが、その水を使って人を溺死させることもできます。

 

ナイフでも水でも火でも、そのもの自体に正義も悪もないのです。

 

そして、洗脳という他人をコントロールする力自体にも正義も悪もありません。
それを使う人の問題です。

 

他人をコントロールするというのは少し特殊で人の人生を変えるほどの力を秘めています。

 

だからこそ、怪しく思ったり警戒してしまうのかもしれません。

 

洗脳というのは一歩間違えば危険なものなのでこれから解説することは悪用厳禁です。

 

洗脳というのは人を正しい方向に導くためだけに使うべきです。

 

それでは、本題に入っていきます。

 

洗脳のメカニズム

 

人間の欲求、心理を理解する

 

人を洗脳するためにはまず人間の欲求について知る必要があります。

 

人間には色々な欲がありますが、洗脳するにあたって知っておくべき欲求というのは、
「自分が正しいと認められたい」という欲求です。

 

これは、他人に尊敬されたいなどといったような承認欲求とは少し違います。

 

簡単にいうと、
自分は正しいと確認し「自我」を守りたいという欲求のことです。

 

「自我」というのは、自分が考える自分のことです。

 

少しややこしいですね。

 

自尊心などという言葉が分かりやすいでしょうか。

 

 

他人に人間性を否定されると誰だって頭にきますよね?

 

例えば、ナルシストの人は自分がかっこいいという考えを持っています。

 

これが「自我」です。

 

ナルシストの人に対して「全然カッコいくないよ」と真っ向から否定すると
感情的になって否定してきた人を敵とみなします。

 

人は敵か味方かという判断をする生き物であるということをまずは頭にいれておいてください。

 

自我崩壊

 

 

人は自我が崩壊すると精神状態が不安定になります。

 

自我が崩壊したとき、
つまり自分を見失ったときに人は救いを求めます。

 

この瞬間こそが最も人が洗脳されやすい瞬間です。

 

※自我というのは、先ほども言いましたが「自分が考える自分」のことです。

 

 

洗脳の定義というのは、考え方を変えさせ新しい価値観を受け入れさせることです。

 

考えを変えさせるためにはまず自我を崩壊させる必要があります。

 

つまり、信じているものが間違っていると教え込むわけです。

 

しかし、自我崩壊というのは本当に危険なので、慎重に行う必要があります。

 

なぜなら、真っ向から相手の考えを否定してしまうと、
敵とみなされもう聞く耳をもたなくなってしまう可能性があるからです。

 

先ほども言いましたが、人は敵か味方かという判断をする生き物なのです。

 

ですので、考え方を変えさせるためにまずやることがあります。

 

敵ではなく味方だと思わせる

まず、人を洗脳するためには敵ではなく味方だと思ってもらわなければいけません。

 

なぜなら、理由は説明するまでもないかもしれませんが、
敵とみなした人の言う事は聞かなくなるからです。

 

例えばネットワークビジネスをやっている人を辞めさせたいのに、
聞く耳を持ってくれないという場合は敵とみなされているからということになります。

 

ネットワークビジネスをやっている人に対して
「ネズミ講でしょ?」とか「詐欺だからやめた方がいいよ」などと真っ向から否定してはいけません。

 

特に、ネットワークビジネスにはまる人というのは前向きな話にしか耳を傾けなくなってしまうのです。

 

なぜなら、前向きな情報以外は遮断するように洗脳させられるから。

 

たとえば、「ネットに出ている批判的な情報は上手くいかなかった人が勝手に言っているだけ」みたいなことを言ってみたり。

 

 

では、味方だと思わせるために有効な手段を説明していきます。

 

自己肯定感を満たす

味方だと思ってもらうためにまずは自己肯定感を満たしてあげる必要があります。

 

  • 「あなたは大切な人です」
  • 「あなたは素晴らしい人です」

といった感じで相手の自尊心や人間性(自我)を認め肯定してあげるということです。

 

自己肯定感が満たされると

 

この人は敵ではなく味方だと認識するようになります。

 

類似性の法則

類似性の法則というのを利用するのも効果的です。

 

「類似性の法則」というのは、「人は自分と類似した人を好む」というものです。

 

例えば、

  • 相手と同じような悩みを抱えている話をしたり
  • 相手と同じような環境で育ったというストーリーを話したり
  • 相手がよく使うような言葉を使ってみたり

とにかく、多くの共通点を提示することで相手はあなたに共感しあなたの話を受け入れやすくなるのです。

 

共通の敵を批判する

相手に話を受け入れてもらいやすい状態を作り、自尊心を満たしてあげたら
次は、共通の敵を叩くと効果抜群です。

 

どういうことかというと、共通の敵を叩くと関係がより強固なものになるのです。

 

例えば、会社の同僚同士が仲良くなる瞬間は、ほとんどの場合
共通の上司の悪口を言い合ったときというデータが出ているのです。

 

あるいは、居酒屋などで酒を飲みながら会社の悪口などを言い合ったとき、
仲間意識というか、関係性が強くなるのです。

 

政治家もライバルを批判することで「そうだそうだ!」といった感じで支持する人も出てきます。

 

共通の敵を叩くというのは仲間意識をより強くするということです。

 

ここまでくると、自我崩壊を起こさせることができるようになります。

 

精神的に不安定になった人を正しく導く

 

自我崩壊というのは、
自分が信じているものが崩れるということです。

 

そのとき人は不安定な精神状態になり
何を信じたらいいのか分からなくなって強烈な自己嫌悪に陥ります。

 

酷い場合は鬱状態になったりする可能性もあります。

 

人を洗脳するためには自我崩壊させる必要があるので一度精神的に不安定な状態にしなければいけません。

 

無意識に抱えている不安に気付かせる

人が意識として考えていることは、
実は無意識のうちに考えている膨大な情報のごく一部です。

 

人はなにかしら無意識の中に不安が眠っているものです。

  • このままでいいのかな…
  • 本当にやりたいことはこれかな…
  • この行動は正しいのかな…
  • あのときの選択はあっていたのかな…

 

といった具合に心のどこかで不安が隠れています。

 

その不安を炙り出してあげることで人は不安定になるのです。

 

「今のままではヤバい」と気付くとその不安を解消するための解決策に飛びつきます。

 

絶対にここで終わってはいけません。

 

恐怖を与えて相手を精神的に不安定にしたままコントロールしようとするのは
危険な悪徳のカルト宗教と同じようなものです。

 

正しい方向に導くために考え方を変えさせるのです。

 

ですので、不安定になった相手にどうなってほしいのか

 

ここで新しい価値基準を受け入れさせるのです。

 

以上で、洗脳のステップはおしまいです。

 

 

PS.

 

僕は怪しいネットワークビジネスにはまってしまった弟を救ったことがあります。

 

当時、人の気持ちよりもお金のことばかり考えるようになってしまった弟は本当に酷い状態でした。

 

いくら正論を言っても聞く耳を持たない弟に腹を立てたこともありますし、
もう放っておこうかとも思いました。

 

しかし、大切な弟なので詐欺師のようになってほしくはなかったのです。

 

だから洗脳された弟を救うと決め人間心理などを学びました。

 

そして、人間心理や洗脳のメカニズムなどの知識を身に付け
ようやく自分の間違いに気付かせることができました。

 

 

ずっと言う事を聞かなくてどうしようもないぐらいだった弟が
「どうしたらいいのか分からない」と泣いたのです。

 

話を聞くかぎり詐欺のようなビジネスをやっていたので
きっと心の奥底では自分でも後ろめたい何かがあったのかもしれません。

 

 

ただ、そのネットワークビジネスにはまっていた頃は詐欺集団に加担していると自分では気付けなかったようです。

 

本当にあのとき弟を救うことができてよかったと思っています。

 

 

ちなみに当時、弟は「どうしたらいいのか分からない」と言っていたので
僕は、自分の好きなマッサージを仕事にすればいいんじゃないか?と提案しました。

 

あれから数年経ちますが、
現在は自分の好きなことをやっているから楽しいし、
お客さんに喜んでもらえるのが嬉しいと言ってマッサージを極めて頑張っています。